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ブロードバンド時代がやってきた

NTTコミュニケーションズ(株)関西支店
Arcstar営業部IPネットワークサービス担当
南部 雅一 担当課長 


−NTTコミュニケーションズの取り組み−

ブロードバンド元年 インターネットの動向

 今年(2001年)に入って、高速広帯域の環境が整い、ブロードバンド元年といわれています。

 平成13年情報通信白書によれば、インターネットユーザーは平成8年度から増加の途をたどり、平成12年度では4708万人に達しました。その中にはiモードをはじめとする携帯端末ユーザーも含まれています。さらに政府が進めるeジャパン計画では、平成17年には8720万人達成を目標に、インフラ整備が進められています。利用端末はパソコンが3723万人、携帯電話が2364万人に達し、ゲーム機やテレビが138万人となっています。インターネット接続サービス事業者は、平成12年度で5612事業者になりました。事業者の増加につれ、料金値下げやサービス充実などが見込まれています。

 様々なコンテンツをストレスなく利用するためにはどれぐらいの回線速度が必要でしょうか。従来、電話やファクシミリ、電子メール、ホームページの閲覧などには56kbpsのアナログモデムか、64kbpsのISDNが主流でした。一方、コンテンツをストレスなく見るためには、静止画像や音楽には500kbps、あまり動きのない動画には1.5Mbps、通常のテレビ映像には8Mbps、高精細画像なら22Mbpsの回線速度が必要といわれています。技術向上に伴い、ADSLが普及し始めたことにより、こういったコンテンツもストレスなく利用できるようになってきましたが、アクセスラインの環境だけが向上しても、コンテンツのあるサーバーの処理能力や、プロバイダのネットワーク、ユーザーのパソコンの性能など、様々な条件を満足しなければ、そこがボトルネックになって速度が低下したりします。例えば、1曲およそ5分の4.8メガバイトの音楽データをISDNでダウンロードすれば約10分かかります。これを600kbpsのDSLでダウンロードすれば約64秒、1.5Mbpsのケーブルテレビなら25.5秒、100Mbpsの光ファイバーなら、約0.4秒でダウンロードできます。なお、DSLには、アップロードとダウンロードの速度が異なる上下非対称のADSL、対称のSDSL、ハイスピードのHDSL、さらに高速のVDSLがあります。そのほか、無線のFWA、移動体等のアクセスラインもあります。

 すでに諸外国ではブロードバンドアクセスが普及しており、アメリカでは400万以上、韓国が400万ユーザーと、非常に多く、日本が約100万、ドイツでは30万程度のユーザーが利用しているといわれています。特に韓国のブロードバンド事情は日本より遙かにすすんでおり、現地のインターネットカフェ「PC房(バン)」では午後3時頃から10時頃までチャットやゲームを楽しみ、食事をして、費用は1500円程度です。ちなみに、韓国の人のネット利用時間は1カ月あたり16時間17分で世界一長いそうです。

広がる高速広帯域の可能性
 このように、高速広帯域のアクセス環境が整うと、どのようなことができるのでしょうか。教育分野ではeラーニングシステムが考えられています。例えば、社内研修や資格取得のための研修など、Webページを通じて、研修を受けることが可能になり、コスト削減が見込めます。娯楽ではオンラインの対戦型ゲーム、映画や音楽の配信などが考えられます。そのほか、コンピュータソフトのダウンロードなどもストレスなく行えます。

 政府ではeジャパン計画として、2005年までに3000万世帯が高速インターネット網にアクセスし、1000万世帯が超高速インターネット網に接続可能な環境を整備するといったことを目標としています。さらに、2003年までには電子政府を実現し、電子商取引の市場規模を70兆円以上にするといったことも具体的な目標値とされており、政府主導で環境整備が進められています。

 しかし、高速広帯域の環境が整っても、パソコンの処理能力といった条件がそろわなければ快適な環境になりませんし、見たいコンテンツがなければ普及も進みません。常時接続になればウイルス対策などセキュリティ面の対応も必要ですが、今後はそれを提供するISP(Internet Service Provider)が増えてくると思います。

OCNのブロードバンドサービス
 OCNでは、快適なブロードバンド環境の整備のため、設備増強や他社との接続、海外への接続などで最大限の努力をしています。接続サービスのラインナップも多彩で、お客様のニーズに合わせた対応が可能です。ラインナップのうち、ダイヤルアップ型の「OCN・ADSLアクセス」と常時接続・高スループット型の「スーパーOCN・DSLアクセス」を、いわゆるブロードバンドサービスと位置付けています。そのほか、インターネット接続のネットワークサービス、セキュリティサービス、当社のサーバでお客様にメールやウェブ環境を提供するホスティングサービス、ルータやサーバをパッケージとしてハードウェアを含めて提供するパッケージサービスなどがあります。法人ユーザーによるOCNサービスの利用形態も多様で、大学のネットワーク構築、さらに学術ネットワークとの接続によるマルチホームサービス企業のイントラネットやエクストラネットの構築、VPN通信などのサービスを提供しています。

 OCNのブロードバンドサービスは、高度ビジネス利用向けのスーパーOCN・DSLアクセス、固定IPを割り当てるOCN・ADSLアクセスIP16「フレッツ」プラン、OCN・ADSLアクセスIP8「フレッツ」プラン、SOHO向けのOCN・ADSLアクセスIP1「フレッツ」プラン、従来のダイヤルアクセスに対応した個人ユーザー向けのOCN・ADSLアクセス「フレッツ」プラン、OCN・ADSLサービス(A)とニーズに対応したラインナップを用意しています。常時接続型のスーパーOCN・DSLアクセスについては、高品質型のスーパーOCN、スーパーOCNライトに対して、高スループット型のメニューを追加したもの。DSLの特長を生かし、網内遅延についてサービス品質を保証した低コスト、高速性、高品質を同時に実現する企業ユーザー向けのサービスです。従来OCNエコノミーをご利用いただいていたお客様には、OCN・ADSLアクセスIP16「フレッツ」プランやOCN・ADSLアクセスIP8「フレッツ」プランへの移行をおすすめしています。これによってIPアドレスの個数を確保したまま、さらに高速・低コストのサービスが可能になるので、ぜひご利用いただきたいと思います。

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