小手先の対策より、王道の政治・政策づくりを!
第2部では、前衆議院議員・片山さつき氏による講演が行われました。
現在は、千葉商科大学会計大学院教授・(株)片山さつき政治経済研究所代表として精力的に活動を続けておられます。テーマは、日本経済を衰退から救う「真実の議論」(同名著書は今年3月に上梓されました)。
サブタイトルは、〜日本経済だけが本格回復しない理由と打開策〜です。
開口一番、「テレビで見るより痩せてるね、とか、若すぎるね、なんて言ってくれる方が多いんですが、皆さんはいかがですか?」と会場を笑わせ、なごませてくれます。大学卒業後、大蔵省(現・財務省)に入省した当時の話題から、若干29歳で女性として西日本初の広島・海田税務署長となったことなど、さらにプロフィールの紹介ではG7サミットの政府代表団員に、また主計局主計官としても女性初で就任という超びっくりの経歴の持ち主でもあります。

今でも「私の原点」といわれる印象的な出来事のひとつに、氏が高校生のとき、当時イギリス保守党の党首だったマーガレット・サッチャー女史が在学する学校(現・筑波大学付属高校)に視察に来られた際に受けた衝撃といわれます。そのことがきっかけで大蔵省へ入省、そして退官する4年ほど前に小泉純一郎元首相との出会いがあったこと。しかし、実際はずっと以前に、あのサッチャー女史に同行していた小泉氏に出会っていたことが後でわかったことなど、数々のエピソードが語られました。

そして、フランス留学(国立行政学院)の経験や財務省での23年間、また政界に入ってからのさまざまな経験、活動の積み重ねから、活力ある日本の経済社会を再構築するためにはどうすればよいのか、と問いかけ、そのためには「ちまちました小手先の対策ではなく、王道の政治、政策づくりを目指さなければならない」と力を込めて何度も話されました。
社会全体の自立と自活について、将来不安からの自立、個人、若者がどう自立していくか。また政の官からの自立、そして真に自立した地方などなど「七つの自立」が必要と考えられ、「目先の利益よりも将来への投資」が大切であり、
このことが日本経済の衰退や閉塞感から救うための唯一の施策なのではないでしょうか、と約90分間とうとうとお話されました。
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